知らなきゃ損!? 昆布水で健康に!

昆布水はご存知でしょうか?

最近はテレビでも取り上げられたり、雑誌で特集されることもあり、有名になって来ています。

「昆布水」という名称を見ればどのようなものなのかだいたい予想はつくと思います。

「昆布の良いところが多く含まれた水」です。要するに昆布の栄養素や美味しさを取り込んだ水ということですね。

昆布水が良いと言われているポイント

昆布水に含まれる栄養素は、基本的に昆布と同様です。

  • アルギン酸 ~ 血圧低下、コレステロール値低下など
  • EPA ~ 動脈硬化の改善など
  • ビタミン(ビタミンB1、ビタミンB2など) ~ 疲労回復、成長促進など
  • カルシウム ~ 身体の成長、精神安定など
  • ヨウ素 ~ 代謝促進、動脈硬化の予防など
  • その他のミネラル(マグネシウム、鉄、セレンなど)
  • F-フコイダン、U-フコイダン ~ ガンの予防、老化防止など
  • フコキサンチン ~ 脂肪燃焼、抗酸化力など

期待できる効果をまとめると以下のようになります。

  • 急な血糖値の上昇の抑止
  • 高血糖の抑止
  • 血圧の低下
  • 体重の増加を抑止
  • 肝機能の向上
  • 美肌効果

そして、昆布水は低カロリー、低脂肪、低コレステロールなので、非常にヘルシー。さらにはグルタミン酸、つまり旨味も多く含まれており、その美味しさが精神面にも良い影響を与えるとも言われています。

昆布水の作り方

「昆布水」と言ってしまうともしかしたら難しそうなイメージを持ってしまう方も中にはいらっしゃるかもしれません。でも、知ってしまえば何のことはありません。「昆布を切ってただ水につけるだけ」です。非常に簡単に作ることができます。

1)水1000~1500ccと昆布を10~20gを用意する

量は結構適当です。あまり正確に測る必要はないです。昆布については、だし用などのものであればどれでもOKです。そのまま食べるタイプの昆布(おしゃぶり昆布など)や味が付いているタイプの昆布(酢昆布など)は向いていません。

「猫足昆布」を使うと濃厚な昆布水が得られます。その他ですと比較的さらっとした昆布水になります。言うまでもなくどちらでも美味しいです。

2)昆布を切る

2~3cm程度に切ります。とは言え、これも結構適当でいいです。大きめで作っている方、もっと小さく刻む方などもいらっしゃるようです。また、この時、昆布自体の付着物が気になる方は水で軽く流したり、拭いても良いです。

1点だけ注意を。洗いすぎるとせっかくの栄養素「マンニトール」が流れ出てします。その点だけ注意しましょう。

3)ポットに昆布を入れ、水を注ぎます

ミネラルウォーターでもいいですし、水道水でもOKです。

4)冷蔵庫で3時間以上寝かせる

あまり早いと昆布の栄養素が水に溶け出さないので、最低3時間は寝かせましょう。その後は冷蔵庫に保存し、1週間程度は使えます。

昆布水の使い方

昆布水は、要するに昆布のだしです。なので、味噌汁や炊き込み御飯、煮物など料理に使うと美味しいです。

また、ミキサーで野菜・果物を使った野菜ジュースを作る方は、その際に昆布水を混ぜてもいいでしょう。

さらに、よく言われているのが「昆布水をそのまま飲む」ということです。一番手軽に多くの栄養素を摂取することができます。実際に作ると判りますが、そのままでも意外と味が濃くて美味しいのでオススメです。

残った昆布は?

昆布水を作った後の昆布、いわゆる「だしがら昆布」ですが、これは料理に使ったりして食べることができます。

細かく刻んで煮込んで塩こんぶにしても良いですし、他の炒め物などに入れても良い味が出ます。

また、そのまま醤油をかけて刺身のように食べても美味しいです。

ただ、少し腐りやすいので、すぐに使うようにしましょう。